プロジェクトむずい

ここに１人の旅行者があるとする、彼は日の暮れぬうちに目的地に到着せねばならないが、それまでにあと二宿駅が残っている、この目的地に達するには、駄馬に４、５時間乗ればよいーー

これだけのことなら実に簡単である。

ところで彼が目的地の１つ手前の駅に到着してみると、駄馬が一頭もないか、或はあっても駄馬で物の役に立たない、そのうえ山地で道がひどく悪い、やがて暗夜になる、彼はさまざまな苦労を重ねてやっと目的地に辿り着き、みすぼらしい宿を見つけたのを無上の喜びとする。

”引用”クラウゼヴィッツ『戦争論』

プロジェクト（仕事）って大変ですよね。